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自由発想・自由デザインの自作自転車キット
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レジャーフィロソフィー

余暇の対象は趣味とスポーツが両横綱であろう、趣味は余暇を自分自身のため生かすし、職業は他人のために行う行為あるいは仕事といえる。だから趣味は知的挑戦とか楽しみの追及ということであり無限の時間と資源を投入することが出来る。また、他者との関係に影響を受けないで意のままに行うことが出来る。一方の仕事は、ある枠組みの範中で他人のアイデアを含めて共同作業(collaboration)と言うことになり投入する資源・期間というような制限があり協調性の意識がなければ成功しない。だから総てを自分の思い通りに実現することは難しい。ならば趣味で何でもやればよいかというと、個人で実現できるものならよいが大規模なテーマを多くの人々が協力し合って行うようなビッグプロジェクトは出来ない。

仕事が趣味という人もいるようだが、仕事は余暇に行うものではない。このように発言する人は、単に自分の力を人に見せて自慢したいというようなエンターテ イメントに属するようなケースが多い。趣味は決して人に見せびらかすものではなく、あくまで個人の獲得した情報・知識を基にした創作活動である。思考を現 実化することの楽しみは企画というビシネスで使われる用語に類似する部分も確かにある。他人に出来ないことを実現できるように筋書きを書くことができるプ ランニングスタッフという役割を担う人は欧米では高度なエリートとして社会的地位も高い。創作活動をすることは、小説を書くことにも似た面があるが、それ ぞれニュアンスが異なるものである。趣味を持たない人は、一生働き詰で終わることになる。

趣味とスポーツは、その人の固有の能力に応じた愉しみ方がある。興味を持つことから消極的な参加が始まり、次第にスキルとか技術・知識レベルの向上と相俟って最終的には創造的楽しみを味わうようになる。この成長過程における多大の苦労は達成した喜びを感じることによって解消され常に自身の限界に挑戦することによって自分の世界が開花して行く、この限界の一歩手前に導く指導者がある意味で優れた教育者といえるのかもしれない。少なくとも趣味は観察力と学問的な基礎知識が備わっていなければ楽しみを持つことは難しい。勉強はいやだといっている子供たちも興味を持つことによって変身することは十分ありうることだと思うしそれを導くのが親として、また指導者としての役割ではなかろうか。

文字離れと科学離れに対する危惧が最近の報道で取り上げられている。わたし達もこれまでに電気とか電子・原子というような目に見えないものについて教えられたことはある。だがその概念はつかみ難く、単に数式とか文字の羅列を記憶するという教育を受けてきた者にとって記憶あるいは理解の限界に達したところで挫折した経験が多くの人にあるのではなかろうか。微分方程式を自由に操り、数式でコミュニケーションの出来る人とか、マルチリンガルで多くの人たちと不自由なく会話の出来る人もいる。音楽とか絵画など芸術についても人と人との心の対話が出来る楽しみを持つ人もいる。これらを何の抵抗もなく実行できる人は少数派といわれるかもしれないが、生まれながらにして獲得した能力ではなく多分、興味を持つところにスタートラインがあるように感じる。

TasukeⅠ活動を、はじめてみて、わかつたことは、ものごとの因果関係と依存関係を確かめる事が中心で、謎に満ちた世界で真理を捜し求める想像力の冒険を楽しんでいるようなものだ。われわれの業績は正しい解答を与えるものではなく、正しい問いを発するためのものであるという見かたができる。だから、「どうなっているのか」であつて「どうあるべきか」ではない。これらの元ねた情報はインターネットを通じて誰もが利用できる。その情報から知識化されたものを科学と表現し、まだ知識化されていないものは哲学であるともいえる。ということは、趣味とはいえ科学を楽しむことは明日のテクノロジーにつながるともいえる。

個人の楽しみにとどめずここに記した記録は、多くの人々と楽しみを共有できることを目的にしている。現在、実用的に利用しているものとか製作中のものもあれば、次世代に向けたアイデア自転車もある。多くの仲間たちが集まって地球環境に優しい自転車社会に繋がっていくことを望んでいる。個人の趣味で出発したが、市場に流通していない特殊な部品を作るとか入手しにくいパーツ類の調達には、やはり企業とか専門家の力を借りなくてはならない場合もある。企業と付き合うには相手にも利益の見込めるメリットが必要だ。1個で終わりという物の製作では相手にされない。だが、グループで100とか1000の単位で共同購入することが出来れば引き受けてくれるところもある。最初は微々たる物が次第に力をつけ、そのうち世界に広がっていく事象をファジーの世界ではバタフライ効果という。「中国で蝶ガはばたくと、やがてアメリカで竜巻が起こる」というような話を指す。

ニュートン力学を下敷きにしたような原理と内容について解説したようなものだから新しいことは何も無く、ドライジーネをはじめに、これまでの先駆者の業績を活用させていただいているので、多くの人が理解している周知の知識である。だが一緒に想像してみてください、リュックサックに詰め込んだ自転車を背負って登山バスに乗る。例えば乗鞍岳の山頂近くにある神秘的で美しい鶴が池から眺める朝の太陽を背にスカイラインをダウンヒルする、途中高山植物を愉しみながら白樺林に囲まれた美しい平湯温泉までの距離にして約15キロメートルのダウンヒル、これまでに無い爽快な旅をクリエイトすることが出来ます。その昔ローラースケートで体験したことがあります。今では危ないから絶対にするなと言われるでしょう。だがこの体験はスリルに満ちた貴重な記憶として残っています。「仲間ではじめた自転車が、やがて世界中に広がることになる」・・・かもしれない。

自転車をカートに仕立てて電車に乗せ富士を取り巻く湖のポタリングはどうだろうかこれまでに無い活動範囲が広がりと自動車では見過ごしがちな、きめ細かい地域のよさを発見することも出来る。日常生活に溶け込んだプロムナードなどストレスから開放されたレジャーを愉しむ、これがここに掲げたテーマのゴールである。そして、次のテーマは、ソーラージャケットをつくる、ウエアラブルPCとGPS・ハイビジョンビデオとかカメラを活用する。高性能な電池と軽量な電動モータが出現したときに電動アシストを追加する予定である。そして、子供のときから大人になるまで一生一台という考え方の自転車も計画中である、自転車は自分の体の延長線上にあるようなもので自分の体のサイズにぴったりのものが望まれる。さあ、みんなでつくろう。子供たちとともゼネレーションギャップを感じないで対話できる環境を。

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